基礎から学ぶハウスクリーニングについて

結婚しない人が増えたことで、従来の分譲マンションや建売住宅の主なターゲットだったファミリー世帯は減少し、単身者用のマンションやファミリータイプと共有するワンルームが増えている。
 すでに日本の住宅ストックは世帯数を大きく上回っている。
平成一五年(二〇〇三年)の『住宅・土地統計調査』(国土交通省)によると、総住宅数は五三八七万戸に対して、世帯数は四七二二万世帯で、六六〇万戸が空き家になっている。
空き家率は前回査の一一・五パーセントから一二・ニパーセントにアップした。
 今後の住宅需要を担う二〇代、三〇代といった世代をみると、結婚する場合でもその子どもはひとりっ子の家庭が増えている。
晩婚化・非婚化が進行し、賃貸住宅の家賃は上からないから、親が住宅を持っていれば、借金をして住宅を購入しないで借家に住む単身者が増えると推測される。
 このような事情を考えると、今後もこれまでのように分譲住宅の需要が増え続けていくとは思えない。
人口流入を加えても首都圏の分譲住宅は四万五〇〇〇戸が適正供給、地方からの流入があっても五万戸程度と見られているのに、首都圏だけで一〇年近くもの間、年間八万戸のマンションが新規分譲されている。
賃貸住宅もおよそ一四万戸建設されている。
不動産ファンドによる購入や賃貸住宅も増えている。
銀行預金をしても利子がつかない。
将来インフレになるだろうと賃貸の投資用ワンルームマンションの購入も増えている。
しかし、借り主の数より供給の数が上回っているから、いまのままの勢いで増え続けないだろう。
政府も投資用不動産の建設は銀行を通じ融資の面から規制をかけている。
また建売住宅の着工数も年間七万戸を超えるような状態が続いていて実需を上回っている。
 G地区四丁目のW社には1000万円台のダイヤモンドほか高価な宝石が売られている。
P社も進出してきた。
G地区には高い地価からくる信用がある。
 G地区中央通りや並木通りには、世界の高級ブランドショップがこの一〇年ほどの間に軒を並べるようになった。
イタリアの高名な建築家L氏設計のH社のビルが完成。
富裕者層が大勢来店するようになった。
それによって地価は上昇した。
中・長期的に見ても値下がりすることはないと思われる。
 賃料が高いRヒルズも、IT関係企業などの若い高額所得者がRヒルズに多く住むようになり、周辺の元A地区やA地区十番などでも高級飲食店が増え、地価は上昇している。
 いっぽう、表参道の南側には高級ブランドショップが並んでいる。
通りを挟んで北側にあった同潤会Aアパートは、Mビルがデベロッパーとなり、フリッカー賞受賞者で、レジオンードーヌール授与者のA氏の設計によって建替えられた。
 七六年もの歴史ある同潤会Aアパートの面影を残しつつ、九三の商業施設と三八戸の集合住宅で構成される地上六階、地下六階の「Oヒルズ」として平成一八年一月に生まれ変わった。
「Oヒルズ」ができ、周辺の賃料相場は上昇している。
外国でも同じような現象がある。
映画『昼下りの情事』の舞台になり、故ダイアナ元イギリス皇太子妃の常宿でもあったパリのLホテルは、パリで最も客室単価の高い最高級ホテルのひとつである。
 オープンしたのは、ナポレオン三世によるパリの大改造が終わって間もない一八九八年。
当然、エレベーターや空調設備などなかった。
その後、エレベーターは階段の半分を壊して取り付けられ、空調も設置された。
しかし、天井高は低く、設備は老朽化している。
Lホテルの隣、一九一三年にオープンしたDホテルも、最高級ホテルである。
 それらの客室料が高いのは、パリの中心広場に面しているからである。
同じく広場に近いPホテルも古い建物を改装したもので、パリでは最高級にランクされているホテルである。
 いっぽう、C広場から地下鉄で二〇分ほどのところに、新凱旋門(グランーダルシュ)が建てられた街がある。
こちらはフランス革命二〇〇周年を記念して、M大統領時代の一九八九年にサミット開催場を兼ねて建設された新しい街だ。
利便性の高い街区である。
 しかし、なぜかそこは人気がない。
最新の設備の集合住宅の家賃は、築後二〇〇年のパリの旧市街地のアパートより安い。
観光客向けのホテルもない。
 イタリアのローマも同じで、古い建物しかない旧市街地のほうが人気は高い。
スペイン広場やスペイン階段、K通りやB通りなどには毎日たくさんの人が集まってくる。
古くからの格式の高いホテルが近くにある。
このあたりは映画『ローマの休日』の舞台になったところだが、映画で有名になったのではなく人気の高いエリアを舞台に映画が制作されたといえよう。
 これに対して、ローマの旧市街地からテレニア海に向かって八キロほど行った場所にあるエウルという街は、一九四二年の万国博覧会のためにムッソリーニが計画的に建てた街区。
旧市街地とは対照的に現代的なデザインで、設備の整ったオフィスや集合住宅があるが、ローマの中産階級の人たちはそのような場所よりも旧市街地を好むため、家賃は旧市街地よりも安い。
観光客向けのホテルもない。
テレニア海岸には松林が長く続いていて、景観はとても美しい。
レスピーギ作曲”ローマの松”の舞台だが……。
 イギリスでは郊外にも新しい街が建設された。
中心部からテムズ川を下るような形で東に一〇キロほど行ったところにある、ドッグランズという街である。
もともとたくさんの倉庫や造船工場があった街だが、S首相による大規模な再開発が始められた。
当初は失敗するのではないかと心配されていたが、いまは注目を集めている。
ドッグランズの中心は、イギリス国内で最も高い五〇階建て、高さ二二四メートルの近代的な高層ビル、C駅周辺だ。
 ロシアやマカオなどからの資金、主要には中東のオイルマネーといわれている資金が市場ルールが厳格化し堅苦しくなったアメリカを避けて、自由に市場を流通し、ロンドンのシティを経由して世界に向かっている。
ウィンブルドン現象と称される所以である。
 その結果、ロンドンでは各国の金融機関の拠点拡充の動きと進出ラッシュで、狭いエリアのシティのオフィス賃料が急騰している。
そのため近年はC街ヘ移転する企業が増えているという。
いまでは、国籍のさまざまな七万人の人々がCあm地で働いていて、一〇年前のおよそ一〇倍になったとのこと。
 さらに二〇一二年のロンドンオリンピック開催準備のため、C街を取り巻く一帯で鉄道や道路などのインフラの大規模な整備も進められていて、これまでは開発の遅れていたロンドン東部が、金融と金融関係者の生活拠点としても人気を集めつつある。
 NYのマンハッタンでは、五番街の地価は高い。
そこは有名ブランドショップが多く出店している。
なかでも最も有名なのは宝飾店のティファニーである。
ここも映画『ティファニーで朝食を』でブランドバリューを上げた店。
この街区の地価はG地区より高い、とNYに住む友人から聞いた。
有名ブランドショップや高級ホテルがあることと地価の上昇とは関わり合いは大きい 昭和五二年に放送されたNHKの連続テレビ小説『風見鶏』の舞台となったのは、K地区。
そこにある「風見鶏の館」は、町の象徴ともいえる赤いレンガ作りの異人館である。
ドラマがきっかけで、K地区のこの異人館界隈が一躍脚光を浴びるようになった。

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